研究のあゆみ
本学園の教育研究
本附属学園では、附属幼稚園,附属義務教育学校が一体となった11年間における学びのあり方に取り組んでいます。「深い学びを実現する保育・授業づくり」を研究主題に掲げ,授業改善を進めることを通して,幼児・児童・生徒のよりよい学習やよりよい活動のあり方が明らかになったり,新たな課題が見つかったりしてきています。「主体的・対話的で深い学び」の実現のために,各教科における資質・能力の育成に視点をあて,教科ごとの研修会を通して,さらに深まりのある研究成果と課題を明らかにしていきます。
それに合わせ,前期課程がこれまでの研究で求めてきた追求する子どもの姿を求め,子どもが「自らの学び」をつくる授業をめざし,授業づくりの基本に立ち返っていきたいと考えています。
具体的には,次のような子どもの姿を求めていきます。
- 子どもたちが課題意識をもち,意欲的に学習に取り組む姿
- 既有の知識を駆使したり,自分なりの方法で調べたりする姿
- 獲得した自らの見方・考え方を出し合って友だちと話し合うことによって,新たな見方・考え方に深めていくような姿
- 自分の学びを見つめ直して成果を自覚するとともに,新たな課題を見つけ出すような姿
これらの姿の実現のために,その学習に関する子どもの思いや願いを深くとらえ,よりよい授業の構想や教師のはたらきかけを求め,授業実践を行い,研究協議を続けていきます。
これまでの出版物
- 「近代学力」昭和35年
- 「追求する力を育てる教育」昭和44年
- 「子どもの追求力と授業」昭和47年
- 「わたしたちの全校活動-そのあゆみと実践-」昭和55年
- 「子どもがつくる授業」昭和61年
- 「子どもがつくる授業と新教育課程」平成元年
- 「附小の実践研究のあゆみ」平成14年
- 「くらしをひらく子ども-自らの学びをつくる授業-」平成15年