♫いつの間にか僕たちは一人で歩いていたよ
とても綺麗な声が、遊戯室から聞こえてきます。修了証書授与式まで、あと１週間と少しです。
さて、この１年、年長そら組と１年生の交流「わいわいランド」について、フォトニュースで触れてこなかったので、この１年の軌跡をお伝えしていきます。
昨今、幼児教育の年長と１年生との接続期が「架け橋期」として、改めて重要視されています。そこで、本年度は前期課程１年部と何度も会議を重ねて、附属版「架け橋プログラム」を作成するのと同時に、わいわいランドも充実させていきました。幼稚園としては、【交流活動が１年生のお客さん的立場にならず、主体的に活動出来るようにしよう】との願いを持って取り組んできました。ここからは、担任が作成した資料をもとにお伝えしていきます。
わいわいランド① ～出会い～ ５月
幼稚園が遠足の日に、１年生が園庭で遊びました。１年生の感想として「そらさんが居なくて残念。」という感想が多かったようです。
そら組は「１年生と仲良くなりたい」「どんな人が居るのかな？」と期待を膨らませます。そして、わいわいランド当日。
やっと一緒に遊べる！との思いで、笑顔の出会いとなりました。あえて初回は、園児が慣れ親しんだ園庭で遊びました。
１年生は一度園庭でしっかり遊んでいるので、自分がしたいことに向かわずに、気持ちを年長に向けることが出来ました。年長は、自分の遊びが一緒に出来ることで、「生き物のことを教えてくれた」と嬉しいふれ合いとなりました。
わいわいランド② ～ペアで遊ぼう～ ６月
「また遊びたい」という気持ちを持って１回目が終わりました。今回は、１年間一緒に活動する、ペアを発表する会です。１年生に名前を呼んでもらい、嬉しそうにペアになりました。ダンスをしたり、新聞ジャンケンをしたりして、しっかり親交を深めました。
わいわいランド③ ～もっと遊びたかった～ ６月
今回は、あえて行間（前期課程２時間目と３時間目の間の１５分程度）の短い時間の交流です。１年部と年長の教員が考えた【逢えない時間が愛を育む～恋愛大作戦～】だそうです（笑）。
行間は、あっという間に終わりました。「もっと遊びたい！」「次も遊びたいって自分たちで言いたい」「手紙を書こう！」との話し合いを経て、１年生に集合写真にメッセージを添えて持って行くことになりました。恋愛作戦、成功してるなあ（笑）。
そして、逆に１年生から次回の「わいわいランド招待状」をもらいました。
わいわいランド④ 「前期課程で遊ぼう」 ９月
１度雨天での延期を挟みましたが、招待されて今度は前期課程で遊ぶこととなりました。長ーい雲底に挑戦したり、広い校庭で虫取りをしたりしました。
交流を重ねる度に、１年生との振り返りで、年長で手を上げる子どもが増えていきました。また、振り返りの中で１年生の名前が出てくることが多くなりました。ふれ合いの中で親しみを深めていることと、年長の主体性が表れてきたことの証だと思います。
さあ、まだまだ続くわいわいランドですが、長くなるので、続きとします。２学期は、運動会をキーワードとした交流です。