このページの本文へ

島根大学教育学部附属幼稚園 ホーム

Menu

サイトマップ

このページの位置: ホーム > フォトニュース > 2021年10月8日

フォトニュース

2021年10月8日

ニュースの写真1

明日は附属幼稚園「げんきもりもり きらきら うんどうかい!」となりました。暑い位の晴天が予想されていますね。ここ数年雨で体育館の運動会が続いていますが(体育館の運動会も良さがありますが)、今年は校庭で実施でき、皆様に参観いただけること、嬉しく思います。

さて、プログラムはみていただけたでしょうか。2学級が代わる代わる、たくさんの競技をこなしていきます。そんなプログラムの中のほんの1種目にも、たくさんのドラマがあることを今日はお伝えしようと思います。

プログラム3「そら組 ちゃれんじ オリンピック」。子どもたちが、今夏行われたオリンピック・パラリンピックをイメージし、様々な運動に挑戦する競技です。

 

その中の一種目である「なわとびチャレンジ」。明日、みていただくと、「ああ、みんな縄跳び上手だな」と感じていただけると思いますが、その頑張りは、1学期から続く遊び・努力の結果なのです。

朝登園後、そら組の子どもたちは、カードを持ちながら、テラスや遊戯室で”自分から”縄跳びをしています。

何のカードかというと、「チャレンジカード」。自分で縄跳びの目標を設定して、達成するとシールを貼り、次の目標を考えます。

あくまで、目標を設定するのはこども自分自身。十把一絡げに「前跳び10回次は20回」ではなく、自分で後ろ跳びなのか、けんけん跳びなのか、5回跳べたから次は10回なのか7回なのか、自分の今の力量と相談しながら決めていきます。そこに、友だちとの比較として「技の種類」や「数」の難易度の差はありません。

それぞれの目標を互いに尊重し、友だち同士跳び方を教え合ったり、「〇〇ちゃん出来るようになったよ!」と喜び合ったりしています。年長らしく、自ら挑戦し、友だちと触発し合い、認め合いながら取り組む姿がみられています。自画自賛になりますが、担任の学級経営のたまものだと嬉しく思います。

このカード、みてください。シワシワのヨレヨレになっています。これは、扱い方の問題では決してありません。毎朝、カードを確認し、丁寧に折りたたんでポケットにしまい、縄跳びチャレンジをし、「あと2回なんだけど!」とカードを見ながら振り返りを繰り返ししている結果としての、シワシワです。

私はこんなカードと、見せてくれる笑顔に、涙が出そうになります。頑張れ頑張れ、その気持ちや努力があなたの学びだよ、と心で応援しています。

明日の運動会、競技の一つ一つには、そんなこれまでの努力や葛藤、そして意欲が詰まっています。明日見られる姿を大いに褒めてあげるだけでなく、どうぞこれまでの想いも受けとめてあげてください。詳しくは、本日配布の学級便りをご覧ください。

さて、明日は校庭で運動会をしますので、リハーサルで行った「体育館の運動会」の雰囲気を写真でお伝えします。明日は、温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。

ページの先頭へ