年長そら組は、晴天に恵まれ、本庄『水辺の楽校』まで園外保育に出かけてきました。
身近な生き物と触れ合うことが主なねらいですが、他にも、ふるさと松江にはいろいろな素晴らしい場所や人、ことがあるのを、幼児期に実体験して欲しいというねらいがあります。皆様、中海に入ったことがありますでしょうか。その中に、生き物の豊かな営みがあるのを具体的に想像したことがありますでしょうか。今日は、それを実体験してきました。
講師として、しまね環境アドバイザー桑原さんにお出かけいただきました。たもを地面まで下ろし、足で生き物を追い込んでいく、という捕まえ方を教えてもらいました。皆、真剣です。
新調したライフジャケットを着て、さあ、中海へ!
泳いでいる魚が見えるのですが、それはなかなか捕まえられません。どこに居るのか想像して、たもをいれます。
「あ、なんか居る、ダンゴムシ??」「わあ、エビが入ってる!」大喜び・大騒ぎです。
「桑原先生、これ捕まえたよ!」ひとつひとつ、名前や特徴を丁寧に教えてもらいます。
水から上がるのが名残惜しい様子でしたが、本庄幼稚園に移動して、捕まえた生き物の観察会です。本庄幼稚園・小学校には、シャワーやトイレ、保育室を使わせていただきました。観察会は、本庄幼稚園のみんなと一緒です。本当にありがとうございました。
生き物の特徴や観察のポイントを桑原さんに教えていただき、とても興味深く観ることができました。「あごの所が赤い」「ヒレの形が違う」など、鋭い観察をしていて、驚きました。
中海は、塩分濃度が海の1/2、宍道湖は、海の1/10だそうです。では、中海と宍道湖、生き物に違いがあるの?様々な興味がわいてきます。9月には、宍道湖でスズカケの会主催ごず釣り大会があります。ぜひ、ご参加ください。
今日捕まえた生き物の一部を紹介します。
サンゴタツ。タツノオトシゴの仲間です。中海に普通に棲んでいるんですよ。
スジエビモドキ。スジエビとスジエビモドキの見分けが出来る男に私はなりたい(笑)。難しいです。
他にも、ヤドカリの仲間や、
ハゼの仲間など、たくさんの種類の生き物をみつけました。
年長を中心に、飼育してみようと考え、中海の水をポリタンクにくんできました。しばらく廊下で飼育しますので、どうぞご覧ください。