先日、島根大学の松本一郎先生に「どろ団子教室」を年長対象に実施していただきました。昨年から楽しんできた、どろや土・水に触れての遊びが、年長の今の時期にふさわしい「探究的な遊び」に向かうためのヒントをいただきます。
太陽⇒雲⇒山に雨が降って・・・楽しくわかりやすく、地学の話を目の前の土と結びつけられるよう、話してくださいました。子どもたち、真剣です。
松本先生が昨年作ったどろ団子を落としています。わあ、われる!!
なんと、ヒビ一つ入りませんでした。
原材料は「土」と「水」。その日の気温や湿度、手の温度などで、配合や仕上がりが違ってくるそうです。工夫の余地がたくさんありそうで、私なんかとてもわくわくします。このわくわくを、子どもたちなりに感じて欲しいです。
「♪にぎにぎにぎにぎ~」とにかく、よく練って土の粒子を均等にすることが大事です。子どもに任せると、この工程を省きがちで、結果でこぼこの団子になります(もちろん、それでよいのですが)。
ほら、練ったことで、なんともきめ細やかな団子ができつつあります。子ども自身が、これまでの団子との違いに驚いていました。
「♪ころころころころきれいになあれ♪」松本先生作詞作曲の歌にのせて、大事に丸めていきます。
松本先生から、「今日みんなはどろ団子の『研究』をしたんだよ。」と最後にまとめてもらいました。
『研究』という言葉、幼児期の子どもたちには馴染みが薄い言葉ですが、今日体験し、興味もったどろ団子作りを、次の探究(知的な興味関心・閃きや自分なりの創意工夫)へつなげる言葉だと思いました。さすが松本先生、いい言葉をいただきました。一人一人、興味関心の広がりは違ってくると思います。明日以降の『どろ団子研究』を、しっかりと支えていきます。
水分を一気に飛ばしすぎないように、一晩ビニール袋の中で睡眠です。さあ、明日以降、どんなどろ団子になっていくでしょうか。