
無事に入園式を終えて、全学年の子どもたちが揃い、いよいよ令和5年度がスタートしました。
今年は暖かかったのが理由なのか、早々に桜が満開を迎え、チューリップも咲き誇り、始業式や入園式の前に散ってしまいました。しかし、保護者の皆様が手塩にかけて世話をしてくださった前庭の花壇が、色とりどりに咲き誇り、進級と入園に花を添えてくれました。
どうぞ、登園時や降園時にお子さんと一緒にゆっくり鑑賞してください。観るだけでなく、においを嗅いだり、花が痛まないように触ったりしてみてください。↓いい香りがします。
春の園庭には、とても面白い自然がたくさんあります。子どもたちには、ぜひ足下や頭上にも気持ちを向けて、いろいろな発見をして欲しいと思います。
かわいかったイチョウの若葉が、あっという間に大きくなりました。不思議と樹木のてっぺんから大きく育っていきます。
フジもたわわに花をつけています。もうすぐ、恒例のクマンバチがやってくることと思います。(人間に攻撃することはほぼ無い蜂です。見た目は恐いですが。。)
ひょうたん池を、春休みの内に教職員で綺麗にしました。メダカがのどかに泳いでいます。これから、園児が追いかけることと思います、メダカさん、よろしくお願いいたします(笑)。
これ、なんの花だか、わかりますか??
コナラ(ドングリ)の花で、若葉の展開と同時に咲き、雄花は、黄褐色で小さく、写真のように一つの花に多数ポチポチと付くそうです。年長さん、このコナラの変化に気づいてくれないかな。
ぜひ、季節の自然の移り変わりに気持ちを向けて生活していって欲しいと願っています。
さて、今回は早速行った、そら組の「ひのき箸作り」について写真を使ってお知らせします。
ご指導いただくのは、子どもたちにも大人気、日本の「木育」の第一人者、チャーリー博士こと島根大学名誉教授 山下晃功先生です。また、総合理工学部建築デザイン学科の細田先生、三島先生、学生のみなさんもサポートしてくださいます。
ユーモアを交えながら、丁寧に、樹木の光合成や炭素固定といった木育の解説や、カンナの使い方といった実技指導をしてくださいます。
さあ、頑張ってヒノキの箸を削り出していきましょう!
一膳(2本)削り出すのは大変でしたが、さすが年長さん。皆、あっという間にこつをつかんで、しゃっしゃっと気持ちのいい音とリズムでカンナをかけていきました。
合格証に(?)チャーリー博士がカンナで大きな木材を削リ出した「削り花(鉋屑とは言いません)」をいただきました。このカンナを使ったヒノキ箸作りは、2学期に「講座つき(親子講座)」でも実施しますので、ぜひご参加・ご体験ください。
カンナを使う幼稚園、附属幼稚園だけだと思います。このような「ものづくり」を、木育の柱として大切にしています。この箸は、今後、名前を「焼き入れ」して、給食で使う計画です。苦手な食材も食べられる魔法の「自分で作った箸」です。楽しみですね。
次回のフォトニュースでは、入園間もないことり組の子どもたちが遊んでいる姿をお届けする予定です。