このページの本文へ

島根大学教育学部附属幼稚園 ホーム

Menu

サイトマップ

このページの位置: ホーム > フォトニュース > 2024年4月26日 > 記事

フォトニュース

2024年4月26日

ニュースの写真1

今日は、年長そら組で「ひのき箸作り」を行いました。講師は、島根大学名誉教授 山下先生、通称「チャーリー博士」です。自他共に認める日本の木育第一人者ですので、ことり組の保護者の皆様もご承知おきください。

また、本園の木育活動は、島根大学総合理工学部建築デザイン学科の細田先生、三島先生をはじめ、学生さんが手助けをしてくださいます。今日も、三島先生、学生さん5名が来てくれました。いつもありがとうございます。

山下先生より、学生さんに事前レクチャーをしてもらいました。これで、学生先生の誕生です。

さて、ゼロから木育の話をすると大変なので、ひのき箸について。本園の木育は、「ものづくり」をコンセプトにしています。今日も、ヒノキの木材(棒)を、カンナを使って削り出す、という活動です。自分で削り出した世界に1つだけのひのき箸で、給食を食べます。苦手なものも食べられる、魔法のひのき箸です。

まずは、匠の技を見学。さすが、流れるようなカンナさばきです。カメラで追い切れません。

さあ、実際にやってみます。そら組さんは1度「講座つき」で経験した人も多いので、コツをつかむのも早く、上手でした。

力を入れるのではなく、腰の動きで、すっ、すっ、と引いて削る感覚です。世界には、押して削るかんなが多いそうですが、日本伝統のかんなは、引いて削るのだそうです。

箸を1膳(2本)なので、合計8面を削ることとなります。一所懸命、1時間かけて削りきりました。次は、長さを個々に合わせて、鋸で切断します。余談ですが、チャーリー博士、付け髭です(笑)。

紙やすりで表面を整えて、完成!! カンナの数で、1度に制作可能な人数が決まっているので、今日はそら組の半分の子どもが箸作りをしました。まだの子どもは、来週火曜日に実施します。ちなみに、裏番組では、壁面用の鯉のぼりを制作していましたよ。

出来た出来た、チャーリー博士、三島先生、学生さん、ありがとうございました。

ちなみに、子どもが持っている小袋は、箸削りで出たヒノキの「削り花」が入っています。香りに癒やされたり、量が足りませんがお風呂に入れてヒノキ風呂を味わったりしてください。箸は、名前を焼き入れしてから持ち帰ります。また担任からお知らせがあるかと思います。

そして、今日は地域にお住まいの島田さんが、メダカをたくさん連れてきてくださいました。毎年春にたくさんのメダカ(200~300匹)を頂戴しています。本当に感謝です。

早速、ひょうたん池に放流します。ひょうたん池がたくさんのメダカで埋まり、子どもたち大喜び。歓声があがりました。

背中が銀色のメダカ、オレンジ鮮やかなメダカ、ザ・メダカといったメダカ。今年は、黒色のメダカが沢山居て、珍しいですね、と島田さんと話しました。

このように、附属幼稚園の教育は、たくさんの地域の皆様に支えられています。感謝です。島田さん、また来年お会い出来ることを子どもたちと楽しみにしています。

ページの先頭へ